身体の不調の原因として「肩こり」に悩む人が増えています。

特に現代人は、PCやスマホなどの電子機器が生活の中でも当たり前になったことで長年の慢性化した肩こりに悩む人が多いのです。

たかが肩こりだとそのままにしてしまうと、それが原因で起きる痛みや不快感、不調を引き起こすこともあります。

 

そんな肩こりの原因が実は骨盤の歪みと深い関係があるとされています。

なぜ、骨盤の歪みと肩こりに関係性があるのでしょうか。

姿勢は年齢とともに悪くなるものだと思っていませんか? 人は自然に前かがみになるわけではなく、ほとんどは「長年の習慣」が原因です。

体の使い方に左右差があったり、クセがあったりして、体がゆがんでしまうのです。それによってこりが発生し、痛みが伴う場合も出てきます。

長時間のパソコン、スマホの使用、横座り、足を組む、高枕といった普段、何気なく行っていることや、いつの間にかついたクセが体をゆがませてしまうのです。

更に、実は「日本人」は肩こりに悩む人が多いのです。

肩こりはもともと日本人に多い症状の一つだとされています。

というのも、人間の頭の重さは5キロ~6キロもあると言われており、その頭を支えているのが首と肩になるのですから、負担がかからないわけがありません。

しかも日本人の場合、骨格的に頭が大きい人が多く体は細身の人が多い人種になるので、日常生活を送っているだけでも相当な負担が首と肩にかかっているのです。

そのため肩こりは国民病とも言われる症状の一つになります。

男性よりも女性の方が肩こりに悩む人が多く、その違いは筋肉量の多さによって出ているとされています。最初は軽度の肩こりだったものが慢性化し、長年の肩こりの原因となってしまうのです。

悪い姿勢を続けていると習慣的に体にクセがつき、体がアンバランスな状態になると筋肉のこりが固まり、血流が不足し、慢性的な肩こりになってしまいます。

さらに、冷えやストレスも、体内では血流不足の引き金に……。長いあいだ血の巡りが悪いと、筋肉はやわらかさを失って肩こりが悪化していきます。

血流は体中の細胞に酸素と栄養を運んでいます。血流が十分でないと、酸素と栄養が体中の細胞に十分に運ばれず、様々な体調不良の原因になるのですが、肩こりも同様です。

特に大事なことが毛細血管にいたるまで、血流が十分であることです。

栄養と酸素が肩の筋肉に十分に行き渡っていれば、柔軟でしなやかな状態が保たれ、固くなりにくいのです。

毛細血管の血流が不十分な状態が続くと、いくら肩を揉んで筋肉をやわらかくしようとしても、固いままの状態が続いてしまいます。

骨盤や背骨に歪みがある場合、そのままにしてしまうと長年続いている肩こりは直りません。まずはこの歪みを取ることが重要です。

歪みがあることはわかったけど、実際どんな風に歪んでいて体の状態はどんなものなのか自分で判断するのは簡単なことではありません。

長年肩こりで悩んでいるのであれば、まずは整体や整骨院などで、体の状態を知ることからはじめてみましょう。