カイロプラクティックとは何ですか?と聞くと「ああ、整体のことね」「マッサージでしょ?」といわれる方が多数ですが、実は全く違う別ものなのです。

カイロプラクティックは19世紀の米国で生まれました。改良を重ねながら今では世界中の約80カ国で公認されています。

アメリカでは16の大学があり、米国公認のD.C(ドクター・オブ・カイロプラクティック)の資格を持つドクターは約6万5000人にもなります。このD.C資格はアメリカでは医師と同等の資格として社会的に認められています。お客様の多くは、実に様々な理由でカイロプラクティックを愛好されています。

ギリシャ語で「カイロ」は「手」、「プラクティス」は「技術」を表すので、「カイロプラクティック」は「手による療法」という意味になります。よって、カイロプラクティックでは薬や・手術を使用する事はありません。手のみを使用した瞬間的な施術なので痛みもありません。

カイロプラクティックヘルスケアは、一般的な手技療法の中で、最もよく用いられているものの一つで、現在、世界中約100ヶ国以上で実施されており、40余の国々で法制化されています。 カイロプラクティックは、神経・筋・骨格系トラブルの分析とケア、及びこれらのトラブルが全身の健康に及ぼす影響を取り扱うヘルスケア専門職です。

骨格や神経系などに注目し、職業・生活習慣などで生じる骨格の歪みや機能的な異常部を独自の理論から発見して整えていくことで、人体の持つ自然代謝力を活かし、自然に回復に導くと同時に再発の可能性を低くする事が主な目的です。 カイロプラクティックは末梢神経部の障害や内臓不調にも有効なケースがあります。脊髄神経はその通路である脊椎の間に位置する椎間孔から所定の場所(内臓等)に脳の指令を伝え、逆に内臓や抹消部の情報を脳にフィードバックしています。これが自然代謝の主な仕組みになっています。ですが、脊椎の歪みなどにより椎間孔が圧迫され神経の出入り口が狭くなる事で、神経が圧迫されたり、酷いときには椎間孔が塞がれてしまったりする事があり、自然代謝力が損なわれているケースがあるからです。 また、カイロプラクティックでは手探りで患部を触るのではなく、生体力学的、神経科学的、解剖学的な観点を踏まえた上で、独自に培ってきたノウハウからサブラクセーション(筋骨格系の機能・構造的な障害)を正確に捉えて整えてくれます。サブラクゼーションは日本語では亜脱臼などと訳され、骨格のズレを指しますが、一般にカイロプラクティックでは骨格のズレを、単体ではなく、関節を構成している骨頭・軟骨・靭帯・筋肉をトータルとして捉え、異常を捉えていきます。(サブラクゼーションについては、簡単に述べさせていただきましたが、実際にはもっと複雑な定義があり、これが全てではありません。)